

なぜそもそも
梅酢を利用しようと思ったのでしょう?


弊社は元々昭和26年に創業した梅干会社が母体なんです。その会社で梅干しを作るときに出る液体(梅酢)を利用できないかと取り組んだことが始まりです。業界で初めて 取り組みだったらしく、当時社長の父は本当に苦労したそうです。



1951年の創業以来、梅について様々な研究を続けてきた紀州ほそ川。梅酢の利用化を業界で初めて実現し、梅酢の効能研究をスタートしました。


なるほど。では梅酢の利用から現在のサプリメント開発に至ったきっかけは何だったのでしょうか?


梅酢の研究を始めて様々な加工を試しましたが、ことごとく失敗・・・。
最初に結果が出たのは着手から4年後でした。
ニワトリの餌に特定の梅抽出物を用いると、
肉質や卵質が向上したんです。
4年がかりの成果に社内はみんな大喜び。
こうしてできた鶏肉や卵は、今は「紀州うめどり・うめたまご」としてブランドになっています。
そしてこのとき、もう一つ「大きな発見」がありました。
ニワトリの産卵率がなぜか向上していたんです。
これにヒントを得て、ヒトにも応用できないかと研究を開始できたのは、さらに4年後。研究開始から8年後でした。



1995年梅本来の効能が十分にお客様に届けられていないことに気づいた先代社長細川清が他社に先駆けて梅酢の用途開発に着手しました。当時梅酢は有効成分は豊富に含まれるものの、用途がなく廃棄されていました。
1999年梅酢に高度抽出加工を施した梅抽出物によりニワトリの肉質向上に取り組み始め、特定の梅抽出物を与えることで産卵率、卵の質の向上することを発見しました。
2003年特定の梅抽出物でニワトリの産卵率が向上したことにヒント得、ヒトに応用できないか研究を開始しました。


現在もウムリンの研究が続けられているとのことですが、 研究から販売までのストーリーを教えていただけますか?


ヒトに応用できないか、と研究を開始したのですが、そう簡単にはいきませんでした。
安全性、品質、味。。。ヒトに適合した梅抽出物を開発するまで、実に6年もの歳月が経過し、ついにウムリンが完成しました。
翌年、レディースクリニックの医師にご協力いただき、妊活時の有用性試験がスタート。
その効果が確認されたのを機に医科大学においても成分分析と細胞レベルの検証をしていただけることになりました。
そして、臨床試験開始から4年後、研究の成果は医学的に認められ「学会雑誌」に論文が掲載されたことは、私たちに強い確信を持たせてくれました。
こうしてウムリンを世に出す決意をし、販売に至っています。



2009年ヒトに適合する梅抽出物umulin(ウムリン)の開発に成功しました。
2010年うつのみやレディースクリニックの協力のもと妊活時の有用性試験が開始。
2012年には有用性試験で効果が確認されたのを機に、和歌山県立医科大学の協力のもと成分解析と細胞レベルの検証も始まりました。
2014年3月梅抽出物umulin(ウムリン)の有用な効果が医学的に認められ学会雑誌に論文掲載。
梅抽出物による有用な効果について特許を申請しました。
最初の研究から約20年。ついにウムリンとして販売を開始することができました。


ありがとうございます。では最後に、実際にウムリンを販売してみて、反響や利用者の声などいかがでしたか?


沢山の新聞やテレビの記者さんが取材してくださったのですが、正直、反響の大きさに驚きました・・・!
大量に問い合わせや注文が入り、社内はバッタバタ。
在庫も切れ、お客様に待っていただく始末・・・。
待ってくださったお客様の優しさ、急な忙しさに耐えてくれた社員の皆さんのがんばりで何とか乗り越えてこれました。
今もいろいろな方がブログや掲示板等でウムリンを話題にしてくださっています。
友達に紹介してくださる方も多いです。
日々届く喜びの声アンケートでは心からの喜びが伝わってきます。
社員一同、何よりも励みになっています。
しかしそれだけ、深い悩みである証拠。同時に改めて身の引き締まる想いです。
今後も研究を続け、よりお客様の幸せにつながる商品づくりに励んでいきたいと思います。



2014年8月和歌山県立医科大学の研究チームにより記者会見『梅抽出物の妊活に関する効果』が実施されました。
各メディアの皆様に取り上げて頂きました。
また、お客様からの喜びの声が続々と届いております。
